第2話ブンスクは城門に向かって街を歩きはじめた。ブンスク「おっ!店が沢山あるなぁ。何?武器&防具門店GODの館?ふ~ん。まぁ急ぐこともないしちょっと見ていくかぁ。」 店員「いらっしゃ~い。」 店の中は所狭しと品物が並べられていて、中にはブンスクが見た事も聞いた事も無いような物まであった。 ブンスク「(やっぱ都心部の街は品揃えが違うなぁ・・・)」 ブンスクは僧侶のコーナーを見ていた。 ブンスク「(そういえば戦闘用の防具はこのダルマティカしか持ってないな・・・・・。ちょっと訊いてみるか。)すいませ~ん!店主の方はいますか~?」 店主「はいはい。私が店主のGODでございます。どういった品をお求めで?」 ブンスク「実は冒険者に参加しようと思ってるんですが、頭と脚の防具が無くて・・・・・。」 GOD「それはそれは。ウチの店は城から認められた店ですので、冒険者の方には料金を値引きするよう命じられております。失礼ですがご職業は?」 ブンスク「僧侶です。まだ見習いですが・・・・。」 GOD「僧侶の方なら頭はこの「クレリックキャップ」または「ミトラ」が人気です。両方とも僧侶の要のMIND、つまり精神力が上がる魔力がこめられております。脚は「レザーブーツ」がお手頃な値段ですが、やはり僧侶ならお値段は少し上がりますがこの「プリーストブーツ」の方がよろしいかと・・・・。」 ブンスク「(うーむ。プリーストブーツを買うとクレリックキャップが買えないな・・・・・。)えーと、じゃあミトラとプリーストブーツを下さい。」 GOD「はい。かしこまりました。代金は4500Gの所を割引で3000Gです。あと、お客さんには特別にこの「アメジストの原石」を差し上げましょう。僧侶は必須のアイテムです。’D‘の奪還頑張って下さいね。」 ブンスク「はい。どうもありがとうございました!」 ブンスク「(ふぅ。これでやっと僧侶っぽくなった。)」 ブンスクは再び城門に向かって行った。しかし、途中で大きな掲示板が立っていた。 ブンスク「(おっ!冒険者募集!魔道書を取り戻せる自信がある人は城門前へ!)よかった~噂は本当だった・・・・・。あれ?条件?何だろ・・・・?」 「参加条件 強い意志がある人。弱くても結構です。しかし、城門前に来る前に最低4~5人のグループを組んできて下さい。職業が混じっても構いません。」 ブンスク「え?チ、チームぅ?そんなの聞いてないっての・・・・。」 ブンスクが困っていると横で声が聞こえた。 ?????「はぁ?こんなの聞いてねぇよ・・・・・まぁ仕方ない、4人集めるとするか。」 ブンスク「(あの格好・・・・戦士か。よし!)あの~・・・・・。」 ?????「ん?何?」 ブンスク「人数がいないならよかったら組みませんか?」 ?????「おお!いいよ!俺も困ってたとこだから。見た所僧侶みたいだけど、名前は?」 ブンスク「ブンスクです。よろしくお願いします。」 ?????「俺はラフメイカーっていうんだ。職は見てのとおり戦士。」 ブンスク「(ラフメイカー?ラフ・・・・・ま、まさか?)あの、すいませんがこの頃行き倒れてた人を助けたことってないですか?」 ラフメイカー「あ~そういえばあるけど・・・・あれ?君、もしかしてあん時の?」 ブンスク「そうです!あのときはありがとうございました!」 ラフメイカー「お~そうかそうかぁ。無事で良かった。城目指して歩いてたら人がが倒れててさぁ。ビックリしたよ。」 ブンスク「本当に助かりました。」 ラフメイカー「思ったんだけどさぁ、俺達そんなに歳も離れてなさそうだから敬語はやめない?お互い実力も同じっぽいし。あ、俺のことはラフでいいから。」 ブンスク「(そういえばそうだな・・・・・。)分かった。じゃあラフ、あと最低で2人探そう!」 ラフ「おう。でもなぁ・・・・見つかるかなぁ。戦士、僧侶ときたら次はやっぱ魔法使いかな。」 その時、いきなり物陰から迫り来る人影が・・・・・。 ???「俺も入れろおお!!!!!!名前はポパイだあああ!!!魔法使えるぜ~~~!!いれろおおおおお!!!!!」 ブン&ラフ「(な、何だぁいきなり?)」 |